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人工授精を続ける目安は4回まで

人工受精とは、精液を人工的に子宮に注入して受精をはかる方法です。
精液は男性から別途、採取することになります。

不妊治療は、検査の結果、男女ともに特に異常が認められない場合はタイミング療法から始めますが、2年ほど続けても効果がない(妊娠しない)ときは、次のステップである人工授精を行うことになります。

また検査の結果、精子の数が正常値よりも少なかったり(乏精子症)、精子がない(無精子症)、子宮頚管の粘液の状態に異常があると診断されたり、性交障害がある場合にも人工授精を行います。

高齢の場合も、妊娠が遅れるほど流産しやすくなったり、ダウン症など色々なリスクが高まるため、タイミング療法を早目にあきらめて、人工授精に移る人も少なくありません。

人工授精の方法は、採取した精液を、細い管(カテーテル)を使って受精しやすい場所に注入します。
人工授精では、精液を別に採取することから精子を選別することが可能となり、近年では、奇形や異常のある精子を排除し、優良な精子を選び出して庄入するようになりました。

このように人工授精は受精する確率を技術的に高めるようにしていますが、それでも妊娠する可能性は、高くても20%ほどと考えられています。
男性女性ともに特に異常がない場合であっても同様です。

人工授精を続ける目安としては、4回までといわれています。4回までなら90%以上の確率で妊娠することが、これまでの実績から明らかになっています。
4回を超えても妊娠しないときは人工授精での妊娠はあきらめ、体外受精を行うことになります。

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