高齢になってからの不妊の原因と不妊治療のTOPに戻る

高齢になると不妊になりやすい理由

35歳を過ぎて妊娠、出産することを高齢出産とよんでいますが、女性の社会進出に伴い、この高齢出産する女性が増えてきています。

高齢出産になると一般的に、妊娠しにくくなると言われていますが、その主な原因は、卵子の状態が変化することにあります。

人間は年齢を重ねていくに従って老いていきますが、卵子も同じように、年齢と共に徐々に老化していきます。そして卵子の老化が進むと、妊娠しにくい状態に卵子が変化していくことが多くなります。
その代表的なものは、染色体の数や構造の変化です。

染色体とは、遺伝子情報の伝達や性の決定に寄与する物質で、生物の種類によってその数は決まっており、正常な人間の場合は、1組の性染色体と22組の常染色体から成っています。(1組は2本の染色体で構成。)
卵子が老化していくと、この染色体の数が減る、構造が変わるといった異常な変化がおこることがありますが、これは染色体異常と呼ぱれています。
染色体に異常が生じると、流産しやすくなる、障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性が高まるといったことが起こります。

卵子は精子と違い、新しく卵子を作ることはできません。限られた数を体内に持って生まれ、卵子は母体と共に成長し、老化していきます。そのため、卵子の劣化が始まると、もとの状態の卵子を再生することはできないのです。
それに対し、精子は毎日新しく作られるようになっています。

卵子が劣化するのは避けられないことですが、それに対処する医療も日々進歩しており、問題なく妊娠、出産されている人は多くいます。
ただしそのためには、自己の体調管理や正しい処方が必要になってきますので、信頼できる医師、病院と相談することが必要になってきます。

関連コンテンツ

染色体の異常に起因する障害

染色体に異常があると、流産したり、出産できても知的障害、発達遅滞などの障害が残ることがあります。 代表的な障害としてはダウン症がありますが、それ以外にも、染色体の異常に起因する障害はいくつか確認され・・・

ダウン症は、高齢になるほど割合が上昇します

高齢出産のリスクとしてよくあげられるのは、ダウン症です。 高齢になるほど卵子の老化が進み、それによる染色体の異常の確率が高まるため、ダウン症の新生児が生まれてくる割合は、年齢と共に高くなります。・・・

流産の原因と対策

高齢出産になると、ダウン症をはじめとする異常のほかに、流産もリスクとしてあげられますが、流産になる可能性があるのは、高齢に限ったことではありません。 実際に、25〜35歳の年齢をみると、約10%・・・

妊娠高血圧症候群の原因と予防方法

妊娠すると、妊娠中毒症には気をつけなくては、と思っている人は少なくありません。 妊娠中毒症というのは、妊娠することで本来の生理現象に障害を及ぼすことによって引き起こされる様々な症状のことで、日本・・・

一度に多人数の胎児を妊娠する多胎妊娠

不妊治療では排卵誘発剤を使用することが多く、その結果として、一度に多人数の胎児を妊娠する傾向が増加しています。 多人数の胎児を一度に妊娠することを「多胎妊娠」といい、二人の場合は二胎、三人の場合・・・

多胎妊娠のリスクを認識しておく

一度に多人数の胎児を妊娠する多胎妊娠は、母体にも大きな負担がかかりますが、胎児にとってもリスクを背負うことになります。 リスクとしてまず知って起きたいのは、死産、新生児死亡率の割合が高まることで・・・

減胎手術はまだ研究段階にあります

不妊治療をした結果として多胎妊娠になった場合、減胎手術を行うことがあります。 これは、母体、胎児双方に起こりうるリスクから判断しますが、減胎手術をした際の影響が現時点では明らかにできていないため、減・・・