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ダウン症は、高齢になるほど割合が上昇します

高齢出産のリスクとしてよくあげられるのは、ダウン症です。

高齢になるほど卵子の老化が進み、それによる染色体の異常の確率が高まるため、ダウン症の新生児が生まれてくる割合は、年齢と共に高くなります。

全体としては、約1000人に1人の割合でダウン症の新生児が生まれると考えられていますが、年齢別にみると、〜30歳で1/1500人、30〜34歳で1/1000人、35〜39歳で1/300人、40〜44歳で1/100人、45歳以上では1/50人の割合になっており、高齢になるほど割合が上昇するのがわかります。

ダウン症は先天性の疾患で、原因の9割は21番目の染色体の本数が3本になってしまうことによるもので、染色体異常の中でも最多の割合を占めています。
3本になる原因としては、卵子が成長していく過程において、母体が高齢になっていくことで、染色体が正常に分離しない染色体不分離の割合が増えてしまうため、と考えられていますが、まれに男性側に原因がある場合もあります。

ダウン症の症状としては、生まれつき筋緊張が弱いこと、顔に特徴があることなどがあります。
筋緊張が弱いと身体全体に力が入らず、授乳が困難になったりします。
また、顔の外側が顔の中心部よりも早く成長するので、目と目の間隔が広い、つりあがった目になる、鼻が低くくなるといった特徴があらわれます。

また、心臓や内臓に奇形が生じていたり、白内障や屈折異常になっていることもありますが、特に心臓の奇形などは、ダウン症の新生児の半数にみられるという調査結果もあります。

このほかに発達遅滞、知的障害がみられる場合もありますが、その程度には個人差があります。

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