母子家庭の支援制度と働き方

母子家庭の支援制度の解説と賢い働き方を考えます

給付型奨学金は年収の低い母子家庭でも申請できる?

高校生や大学生を育てるシングルマザーの方の中には、生活苦に陥ることもあり、子供の将来の芽を摘むことをせざるを得ないケースもあるといいます。

しかし、母子家庭だからこそ、収入の少ない家庭だからこそ、「給付型奨学金」を申請して子供の教育にチカラを入れてあげましょう。

今回はこの「給付型奨学金」についてご紹介したいと思います。

奨学金とは?

そもそも奨学金について詳しく知っている方はいるでしょうか。

奨学金とは、経済的理由で修学が困難な学生に対して、学資貸与を行う制度です。また、経済や社会情勢を踏まえて学生が安心して勉学できるように「貸与」あるいは「給付」する制度でもあります。

経済的理由による審査があるので、申請する場合には家計の状況を証明できる年収の証明書類などの提出も必要です。

■「貸与型」と「給付型」

奨学金と一口にいっても、貸与型奨学金の場合にはいずれは、返還しなければなりません。かたや、給付型奨学金の場合には返還なしです。

ちなみに、この間に位置づくのが免除や減免型奨学金で、一部を払わないで済む内容です。

■給付型奨学金について 

この給付型奨学金については、2020年から新制度となっています。これによって新しく申請できる条件にも幅が広がりました。

例えば、学業成績に係る基準、収入に係る基準の両方を満たしている方に支給されます。新制度になったことにより、支給の対象者が増えただけでなく、その支給額も増えています。この支給額の増加は母子家庭にとってはありがたみが増すのではないでしょうか。

新制度で変わった点を詳しく見てみましょう。

まずは、給付型奨学金を申請できる学生枠が増加しています。

これまでは、生活保護世帯、住民税非課税世帯を対象としてきたものが、2020年からは住民税非課税世帯、及び、それに準ずる世帯も対象になっています。目安となるのは、年収が約380万円未満の世帯ですから、安心感があるでしょう。

また、母子家庭であれば、年収の減給などによる不安もあるでしょう。

ちなみに、貸与型奨学金との併用も可能ではあるのですが、その場合には貸与を受ける金額が制限されてしまう点に注意が必要です。

■給付型奨学金のデメリット

デメリットはほとんど無いといえます。強いて挙げるならば、在学する学校が制度対象になっていないケースです。その場合には貸与型奨学金の申請になります。

学校のホームページなどに詳細な情報も掲載されていますから、一度チェックしておくとよいでしょう。