母子家庭の支援制度と働き方

母子家庭の支援制度の解説と賢い働き方を考えます

生活保護受給者が貰える就職祝い金があるって本当?

生活保護受給者が就職すると貰える祝い金がある」、という話を聞いた事があるでしょうか?就職すると貰えるという点は、祝い金に近いかもしれません。

ただし実際には、祝い金を貰えるという訳ではありません。

生活保護受給者が就職すると貰える祝い金」とは、「就職支度費」という扶助の事を言っているのです。

「就職支度費」は、就職の決まった生活保護受給者が就職のため、直接必要とするスーツや靴等の購入費用や初任給が支給されるまでの通勤費として臨時的に支給される扶助です。

「就職支度費」は「生業扶助」に分類されます。

この「生業扶助」というのは、世帯の収入増加または自立を助長する上で必要な費用に充てるための扶助で、広義には、「生業に必要な資金、器具又は資料」「生業に必要な技能の習得」「就労のために必要なもの」、という3項目をさしています。

「就職支度費」を受給するには、要件を満たさなければなりません。その要件とは、社会保険に加入することです。

雇用形態は問われません。パート・アルバイトであっても、基本的に社会保険に加入する事ができれば、支給要件を満たす事ができます。

また通勤費については、社会保険に加入した上で通勤に必要と認められなければ支給されませんが、電車通勤であれば大抵の場合支給の要件を満たす事ができます。

支給方法は、現金が原則ですが、場合によっては現物支給となります。

スーツや靴などの人によってサイズが異なる為、各家庭で購入してもらってから追加支給で現金支給する福祉事務所が多いでしょう。

では申請はどのようにして行えばよいのでしょうか?

申請方法は、福祉事務所にて申請書及び購入したスーツや靴等の領収書の提出すれば、支給を受けることができます。

支給額は32,000円以内となっています

通勤費については、別途必要最小限度の実費が支給されます。

またスーツや靴等を購入するため、前もって「就職支度費」を支給して貰いたいという場合は、見積書を提出し、購入後に領収書を提出するという方法を取ることができます。

ここで注意しなければならないのは、購入したスーツなどの領収書の提出をしなければ返還金または徴収金となってしまう可能性があることです。

以上のように生活保護受給者が自立するための「就職支度費」という扶助があります。就職し、きちんと収入申告をすれば、各種控除を受けることができます。

また、すぐに生活保護が廃止になる訳でもありません。

生活保護から自立するために、「就職支度費」などの扶助がある事を確認することと知っておくことが大切です。